さかさまつ毛は、まつ毛がつねに角膜に当たっている状態なので、眼球を傷つけるばかりでなく、放置すると乱視の原因になることもあります。子どもに多く見られますが、6歳以前に発見して適切な治療をしないと弱視になる可能性もあります。
齢をとると目を開けるための筋肉(眼瞼挙筋 がんけんきょきん)がゆるんだり、まぶたの皮膚がたるんでまぶたが下りてくることがあります。
眼瞼(がんけん)の余剰皮膚を切除する。
上眼瞼の皮膚を切開する。
眼瞼皮膚と瞼板を縫着し、睫毛(まつげ)が外側に起きるようにする。
弛緩(しかん)や麻痺(まひ)のため作用の弱くなった眼瞼挙筋を、縫い縮めたり切除して短縮する。
短縮した眼瞼挙筋を、再び瞼板に縫着する。
術後は視野の広い二重まぶたとなります。